地域を元気にしたい、その思いで作りました。


タイルと茶碗の町 かさはら

昭和30年頃の様子。町中には、登り窯の煙突がたくさんあったことが伺えます。
昭和30年頃の様子。町中には、登り窯の煙突がたくさんあったことが伺えます。

当店のある笠原町周辺地域は、昔から良質な陶土に恵まれ、『美濃焼』と呼ばれる陶磁器の産地として発展してきました。

江戸時代後期には、「笠原茶漬け」と呼ばれるご飯茶碗の生産が盛んになり、全国的にも有名になりました。

その後、大正から昭和初期にかけて全国的に工業製品としての本格的なタイル生産が始まる中で、笠原町内でも美濃焼の伝統技術を生かした「モザイクタイル」の焼成に成功。戦後復興や高度経済成長などの日本の経済発展と並行し、陶磁器製造業からタイル製造業へと事業転換する事業所が増え始めました。

しかし、バブル景気の崩壊により、タイル業界全体も厳しい経営環境に置かれました。また、平成204月には、建築基準法が改正され、タイル外壁などは10年ごとに全面打診等調査が義務付けられるようになり、そのため、調査コストや施工の手間を考え、外壁タイルの使用が敬遠されており、大規模なタイル施工現場が減少傾向にあります。

タイルとともに歩んできた笠原町ですが、タイル産業の衰退とともに町の賑わいは失われ、事業主の高齢化による廃業や人口減少など笠原町を取り巻く環境は厳しさを増しております。

多治見市モザイクタイルミュージアムの誕生

 

 その中で、世界的建築家 藤森照信氏の設計による多治見市モザイクタイルミュージアムが平成28年6月に完成いたしました。

ミュージアムには、タイル業界の有志のメンバーが長年収集したタイルの展示や地元メーカーや商社のタイルの展示スペースがあり、タイルアートの体験コーナーやお土産コーナーもあります。

 また、町内には、モザイクタイルで飾られた素敵なゴミステーションや壁画、公園が点在しており、ミュージアムを盛り上げております。そのきれいなゴミステーションは次々と増えており、見て回るのも楽しくなっております。

モザイクタイルミュージアムの見学に沢山の観光客が訪れ、町内を見て回って頂くことで、笠原町は活気を取り戻しつつあります。

多治見市モザイクタイルミュージアム

多治見市モザイクタイルミュージアム開館記念菓 【 彩 り 】

モザイクタイルミュージアムより徒歩3分の和菓子店
モザイクタイルミュージアム開館記念菓 彩り

 「モザイクタイル」とは、タイル1枚の表面積が50平方センチメートル以下のタイルの事をいいます。 マンションやビル外壁から住宅や店舗の内装など様々な建物に使われております。

笠原町は、このモザイクタイルの生産量が全国一のシェアを誇ります。モザイクタイルの特徴のひとつに微細な色の表現があります。町内には、釉薬製造のみを行う専門業者がおり、細かな色の調整・調合を行います。 

 そのモザイクタイルのもつ色の美しさをお菓子で表現したのが、「彩り」です。ねりきり製で、

こだわりのちょっと濃いめの黒糖餡入りです。

【お日持ち】要冷蔵3日間

【価  格】1ヶ220円(税込)